2026年05月01日(金曜日)
皆さま、さわやかな5月を迎え、新緑の美しい季節となりました。この季節を美しいと感じるようになったのは私自身の心が成長したのでしょうか。渋滞中の車中においても外の景色から色々と感じることができるようになりました。それまでは渋滞にイライラしているだけでしたが、木々がいっせいに芽吹く姿は、まことに尊く、いのちの力強さを感じさせてくれます。
法華経に説かれるように、私たち一人ひとりの中にも、仏となる尊いいのちが備わっております。新緑が春に芽吹くように、そのいのちは本来、常に生き生きと働いているのであります。
しかし、先にも述べたように、日々の忙しさや悩みによって、その尊さを見失ってしまうこともあります。だからこそこの季節に、自らの心を見つめ直し、感謝と思いやりを大切にしていきたいものであります。草木が時をかけて成長するように、私たちの信仰もまた、日々の積み重ねによって育まれてまいります。
妙宗大霊廟においてご先祖様を供養することは、本仏釈尊が法華経を常にお説きになられている霊山浄土に新たに生まれ成仏のため修行に励む衆生を、わたしたちの御回向と仏道増進の祈りで育む事でもあると以前お話をさせて頂きました。母が本仏釈尊のもとに赴いてから20年の時が過ぎようとしていますが、娑婆世界に生まれた凡夫であればちょうど成人式をむかえるところになります。その凡夫の考えではございますが、まだまだ心配がたくさんある多感な年ごろであると存じます。ですから祈りによって母を育む必要は大いにあると感じています。
この5月、皆さまが内なる仏のいのちを信じ、その輝きを日常の中にあらわしていかれますことを、心より願っております。共に信行増進を、ご先祖様の仏道増進を祈り育んでいきましょう。
国柱会霊廟賽主 田中壮谷

