戦後80年を迎えて靖国神社を参拝して

2025年09月03日(水曜日)

 去る8月15日、戦後80年を迎えるこの日に靖国神社に参拝し、護国英霊の方々が今の我々をみてどの様に感じているだろうか、こんな思いに包まれながら祈りを捧げました。私達の国日本は、歴史を通じて国の中心として天皇陛下を仰ぎ、様々な混乱や変化にあっても揺るぐことなく日本の伝統を護ってきました。いまの令和の時代にあって国體という言葉を耳にすることがほとんどなくなりましたが、天皇陛下によって統合されたこの平和な日本の姿こそが国體であり、私達はこの国體をこれからもすっと護持することが重要だと思います。 
 現代社会は大きく様変わりし、欲しい情報はいつでも手に入れることができる便利な世になり、一見すると豊かな様にも見えますが、本当に大切なものを見失いつつ有るのではないかと感じます。今後我々の子孫が果たして安心して暮らしていけるのかと不安を感じます。
 大聖人が説かれた「立正安国」は、正しい法を立てなければ国は安らかではいられないといった教えです。ここでいう正しい法は、単に経典や宗教が説く教えを指すのではなく、人の心の奥にある道徳心や誠実さやおもいやりを意味しているものと私は理解しています。令和の御代にあっては、皆がこの様な心を絶やすことなく持続していくこと、これこそが国體擁護の運動の一環であり、護国英霊の願いに応えることだとも思います。皆様いかがでしょうか。
 8月15日は平和への祈りを捧げる日でもあります。我々世代には、二度と戦争を起こさない為に、戦争の悲惨さを次世代の人達に伝えるつとめがあると思います。世界に恒久平和ともたらすことこそが我々の願いであり、これこそが国體擁護運動が目指すところだと思います。そのために何を為すべきか、今後考えて行きたいと思っています。



真世界巻頭言


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