安保関連法案審議を見て思うこと

2015年10月03日(土曜日)

合掌
 先日、国会議員のパフォーマンスがニュースに流れましたが、私は、色々な意味で激しい憤りを抱きました。あのような状景は、日本国の恥さらしであり、議員に総辞職でもしてもらわないかぎり、私の憤りは納まりようがありません。日本国の国会、ひいては日本国の冒涜と言っても言い過ぎではないでしょう。国会議員であれば自身の名前を売る前に一番考えなければならないのは国益だと思います。審議を遅らせてデモ隊を煽るような行為は、全くもって税金の無駄遣いであり、国益を害していると思います。今にも戦争が始まるような雰囲気が醸されましたが、誰が戦争をするのですか? 誰も戦争に賛成の人間などいませんよね。平和な日本を如何に保持していくか、その方策をもっと冷静に議論していかねばならないでしょう。マスコミの偏った報道に煽らされ、お祭り騒ぎで国会前のデモを繰り返しても、日本のこれからのあり方についての名案が生まれるとも思われません。そのデモに、あろうことかある政党の代表達も参加しており、本来の職務をどう理解しているのか、憤りさえ感じるところで、残念でなりません。
 祈りをパフォーマンスに用いるような状景もみられましたが、合掌礼拝し祈りを捧げることは、すべてのものの幸せを願うとても美しく清いものであり、これを、二者の争いの一方に加担するために使うなどあってはならない行為だと思います。全ては神仏に対する畏敬の念が薄れてきているからであると思います。我々仏教徒がもっと頑張らなければいけないと痛感しています。日本とは如何なる国か? 大東亜戦争において人類史上初の原子爆弾の犠牲を強いられた国です。この日本は、地球上のどの国にも二度とこのような悲劇を起こさせないという他の国にはできないとても重い責務を背負っている国であります。憲法改正の話を以前にもいたしましたが、一人一人の有権者が真剣にこのことを考えて、我々国民の義務である選挙に参加して、真剣に国の事を思い、世界に類を見ない地球史上初の模範的憲法を作り、世界の平和をリードしていきましょう。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷




真世界巻頭言


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