終戦70年節目の年を迎えるにあたって

2015年07月30日(木曜日)

 今年は70回目の終戦記念日を迎える節目の年であります。終戦から70年経ちましたが、この国はいまだに完全な独立国家といえず、本当の意味での終戦を迎えていないのではないかと危惧しております。一部のマスコミでは、靖国神社に祀られている護国英霊に祈りを捧げることに躊躇するような風潮がみうけられますが、この祈りは平和への誓いを新たにすることであり、なんら臆するところはないと思います。
 先に日本はいまだに独立国家とはいえないと書きましたが、70年経った今も、日本人による日本人のためのしっかりとした憲法が作られておりません。憲法改正といえば、マスコミなどは、ただ憲法九条のことばかりをクローズアップしますが、これからのこの国の有り方について、もっと根本から変える必要があると思います。憲法改正が即戦争につながるような論調を見かけますが、この国に、好き好んで戦争するような人は誰もいないと思います。絶対に戦争を起こさないことを誓うこの素晴らしい国日本。このような国にしかもてない絶対的な平和を宣言する憲法を、自分たちの手で作る事が、この戦後70年の節目において、我々日本人が真剣に取り組まなければならない課題ではないでしょうか。日本の国の本当の意味での独立が一日でも早く達成されることを願ってやみません。
 私は、毎年終戦記念日を迎えるにあたって、護国英霊の菩提を弔いご回向を捧げ、別して、祖父の遺志を受け継いで、世界全体の平和を祈念しております。これは、この国に生を受けた者の当然の勤めであります。国民一人一人が靖国に集まらないまでも、心を一つにして、終戦記念日に祈りを捧げましょう。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷




真世界巻頭言


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