令和5年を憶念して

2023年11月27日(月曜日)

 令和5年もあとわずかになりました。毎年の繰り言ながら、あっと言う間に一年が経過し、時の移ろいの速さに驚いています。嫌なことや嬉しかったことや様々なことが有りましたが、今憶念して、すべてが私にとっての善知識であったと感じ入っています。これも、法華経の妙益に浴しているからこそと感謝しております。我々の先輩である法華経の行者宮沢賢治居士は「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」と言いました。明年も、世界全体が幸福になることを願うなかにこそ自分の幸福があるのだということを心に刻み込んで、日々努力したいと念じております。
 明治の日推進の活動につきましては、多くの方々のご尽力のお陰で何とか来年の通常国会にて議案として取り上げてもらえるところまでになりました。同志各位には長年の署名活動などご理解とご協力を賜りましたこと、誌面をかりて心より御礼申し上げます。我々は原案通り「明治の日」といった名称となることを願っておりますが、審議の経過次第では希望通りにことがはこぶかどうかは分かりません。その様な場合も、明治を拝することができる記念の日となることを強く願っています。そのことを第一歩として、次代を担う若人に明治大帝の御聖徳を伝え、明治の偉人の功績が今現代の我々の生活の基礎になっている事の素晴らしさを知ってもらうことが重要だと思います。
 明治の日実現に向けての活動の中では、江戸末期から明治にかけての志士達の話がよく出てきました。これまでに私が知っている志士の話と言えば自分好みで読んだ歴史小説の登場人物に限られていましたが、先日ある方が言われた一言にはっとしました。当時の志士達には、佐幕派、倒幕派、尊王攘夷派、様々な派の志士達がいて、いまや秋ともなると多くの観光客で賑わう古都京都において、日々戦いが繰り広げられ、多くの志士が命を落としました。どの派の人たちも真剣に日本の行く末を考えて行動を起こしていたのです。明治の日推進活動を続けながら、改めて当時のさまざまな歴史を学んでみたい思いに駆られました。皆様もご一緒に当時のダイナミズムを学びましょう。そして、明治の精神に触れて現代を活性化することに努めましょう。
 師走を迎えて何かと気ぜわしい中、未だにコロナの脅威も消えず、インフルエンザも大流行です。それに薬が不足しているとのことで、頭の痛い事が重なっております。どうか皆様に置かれましては、ご自愛の上信行増進に励み、良いお年をお迎え頂きたく心よりお祈り申し上げます。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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