国のお誕生日、家族そろって建国記念日をお祝い致しましょう

2013年02月01日(金曜日)

 2月11日は年に一度の建国記念日に当たりますが、最近は、この日を慶び感動をもって迎える人はめっきり少なくなりました。若い世代のみならず多くの世代の方が、この日をただ仕事が休める日としか考えないのは、日本の国そして国民にとって、とても不幸なことだと思います。
 自分の国の建国を心からお祝いもしないような国民を誰が信用するでしょうか。国際社会における日本の信用が薄れてきているのも、ただ単に政治のあり方の問題だけでなく、国民一人一人が、日本の国に対する誇りを共有していないところにその要因があると思います。失われた信頼を取り戻す為にも、家族そろって建国を祝い、日本の伝統文化を継承していきましょう。紀元節を迎えるこのよき機会に、家族みんなで、徳とは何かを問いかけ、語り合い、そして心に受け止めていきましょう。
 日本には徳を重んじる美しい伝統があります。この国では、遠い昔の時代から、権力者である将軍であっても、尊皇に励む事によって国民の信を得てきたのであります。教育勅語においては、皇室の意義は「徳ヲ樹ツル」ところにあると明記されています。そして、「徳器ヲ成就」せよと教えられています。また、有り難いことに天皇陛下御自身も国民と共に「拳拳服膺」すると誓われ、最後に「咸其徳ヲ一二センコトヲ庶幾フ」と仰せられ、君民一致して道を護り、徳ある国にしていきましょう、と呼びかけられています。
 この素晴らしい国に生を受けたことに感謝して、いかにして国恩に報ずるかを常に考えて行動していきましょう。その第一歩として、まずは、建国のこの日を共にお祝い致しましょう。

国柱会賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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