平成30年を迎えて

2018年01月01日(月曜日)

合掌
 新年あけましておめでとうございます。新春のお喜びを申し上げますとともに、本年が皆様におかれまして、朗らかな素晴らしい年になりますことを心よりお祈りいたします。
本年は、平成30年という節目の年でございます。天皇陛下が御譲位のお気持ちをお示しあそばされまして以来、御譲位にむけての様々な事案が検討されています。我々国民一人一人にとりましても、平成の御代を憶念し、陛下の大御心に報恩謝徳する一年にしようではありませんか。
 平成は、まさに自然災害からの復興の御代であったと言えます。様々な自然災害がおきますと、天皇皇后両陛下は直ちにご慰問のため被災地に巡幸され、我々国民の為に心をお寄せいただきました。テレビを通じてそのお姿を拝し、とてもありがたく感じました。被災された方々もさぞかし心強く思われた事と存じます。天皇陛下御即位20年の折に、陛下が行幸された総移動距離は、約12万キロと聞いております。これは、地球三周に相当する距離です。しかも、移動中には、睡眠をとることもなく、つねに沿道の我々国民にいつもお心配りをされていたとのことで、字義どおりの無私の大御心に深い感銘を受けました。
 現行憲法においては、国事行為は公務であって、宮中での祭祀は私的という事でわけられております。私はこの事を知った時、あまりにも陛下はじめご皇族の方々に失礼な憲法だと感じました。昨今憲法改正に向けての機運が高まりつつありますが、私は、この事一つをとっても一日でも早く憲法改正をするべきだと考えています。憲法の有り方について考える際に、国民一人一人がこの事についても関心を向け、国民全体でおおいに議論すべきであると思います。
 平成30年も私は、精勤修行、仏事を成満し、この功徳を以って、謹んで天皇陛下宝祚延久玉體聖慮御安康並びに皇室ご繁栄を祈念する所存であります。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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