大阪府北部地震の報に接して

2018年07月01日(日曜日)

 去る6月18日朝、大阪府北部における大地震の報に接しました。被災されました方々のお見舞いを申し上げますと共に、亡くなられた方々の御菩提増進をお祈り申し上げます。
 今回の大地震から阪神淡路大震災が想い起こされますが、被災された方々の中には、この大震災を経験された方々が沢山おられるのではないかと思います。昨今では、南海トラフ地震の発生が予測され、私の住む関東でも首都直下型地震などの可能性が話題に上っています。不安をあおる訳ではありませんが、地震国日本のことでもあり、いついかなるところにあっても、いつか大きな地震がくるのではないかと常に覚悟していなければならないと思います。実際に発生する日付と時間が確かではないため、つい気をゆるしてしまいがちですが、家族や近隣の方々と共に、地震発生時の連絡方法やもよりの避難所等、十分話し合いをしておくことが必要でしょう。それから、各市町村などにあっては、危険個所の再度の見直しを早急に進めて、自然災害から派生する人災被害が起こらないようにして頂きたく願っています。
 加えて、地震国日本の歴史をよく学んで、今後予想される災害に対するより有効な新しい自己防衛策を、日本全体が一丸となって、日頃から練っておく必要があるのではないかと考えています。
 大震災に対する国の施策に想いを馳せるとき、東日本大震災から七年が過ぎて、未だに原発事故に対する対処が終息しておらず、それどころか、今後どうするか、その方針すら皆目見当もついていないといった状況です。そんななか、国会中継をみると、自己保身のための真相匿しや揚げ足取りに終始している有様で、本当に嫌気がさします。国会議員として何をなすべきか、しっかりと考えて頂きたいと心から願うしだいであります。
 この度は、近畿連合局長から、いち早く天業館へ出向いてご本尊様の安全を確認できた旨の報を受けました。また、森田進駐教先生から、近畿地方連合局の会員さんの方々の被害状況の詳細を、地震発生のほぼ12時間後に頂きました。
 近畿同志の皆様の迅速な対応に対し、誌面を御借りして心より厚く御礼申し上げますと共に、今回の地震で不自由な生活を余儀なくされている方々の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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