来る参議院選挙には大事な権利を有効に行使しましょう

2019年06月01日(土曜日)

 まもなく参議院議員通常選挙が実施されます。言うまでもないことですが、私達国民は、この選挙に参加することによって、これからの日本のあり方を少しでも良い方向に変えていくことが可能です。私は、国民の義務と言うよりは、大事な権利の行使として、投票場に向かい、誰が適任かしっかりと見極め、大事な一票を投じようと考えています。それにつけても、最近の選挙にあっては、選挙後に報道される投票率があまりにも低いことに驚かされます。投票率のこの低さは、私のみたところ、この国を変えていこうと色々考えた末、その困難さに絶望して政治から離れるようになったというよりも、多くの人が、自分ひとりの幸せを追求するのに精一杯で、政治に無関心になってきたように思われてなりません。このことは、自国に対する意識が低いという最近の風潮と関連しているように思われ心配です。日本の国全体の有り方をみんなで考えていこうといったことこそが重要と思われます。特に今回の様な国政選挙にあってはなおさらです。
 投票に当たっては、候補者についてなにも知らず、ただお付き合いで一票を投じるといったことでは無責任だと思います。私も選挙前となると、様々な候補者の方と接する事がありますが、候補者の中にも、やはり人間ですから、様々な方々がいらっしゃいます。そんな中で、私は、近しい人から信頼を得られていないような方に投票しません。どの様な候補者であっても、有権者には良い顔をするのは当たり前ですが、政治活動に携わる上で、ご自身の秘書やその他必要な職員に、どのような態度で接しているか、よく見極めることが私にとっての判断基準であります。以前に、議員秘書の内部告発により辞職した国会職員がいたことを覚えておられる方も多いかと存じますが、このような議員を参議院に送りたくありません。秘書や国会運営に携わる職員も含めて、皆同じ票を投じる有権者であるのにもかかわらず、とても傲慢な態度で職員などに接する態度には呆れる事が多いです。このような政治家の存在が、政治に無関心な層を増やして、国益を害しているのではないかと思います。
 以上はあくまで私の判断ですが、皆様におかれましては、それぞれに十分にご検討され、大事な権利を有効に行使していただけたらと存じます。新たな御代を迎えてのはじめての国政選挙であります。日本の国が未来永劫にわたって美しい輝きを保つべく、国民一人一人が責任をもって、地域や国の代表をしっかりと見極めて選ぼうではありませんか。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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