令和初の天長節を迎えるに当たって

2020年02月01日(土曜日)

 今月23日には、令和に入りはじめての天長節をお迎えします。国柱会本部におきましては、令和初の天長節慶讃法要を勤修いたします。その際に奏し奉る御文を御紹介させていただきます。

閻浮第一法華経の行者、末法大導師日蓮大士門下清浄の弟子、恭しく唱題読経し、別頭の妙行を修して、 以て天長節の慶讃を展ぶ。
誠に以るに、本果妙の大覚位は、本佛に由て以て顕われ、本因妙の大善根は、本法に由て以て顕われ、本国土妙の大依止所は、本化に由て以て顕わる。
是此の三妙は、本門十妙の基本にして、亦是迹門衆妙、尽十方法界恒沙法門の根源なり。天台之を理に約し、本化は直ちに事上に説破す。
即ち是神力別付の秘鍵、殆んど迹化他方の境界に非ず。故に経文顕説して此土と日い。霊山と日い。妙祖直ちに釈して、日本国と日う。国土の霊奇既に斯くの如し。
況んや万世一系の皇室は、誠に久遠本地の天統に出ず。現世の不思議、何事か是に過ぎん。
我等親から此の真要を拝し、生きて此の真王の民と為る。世出の雙栄、実に一身に輳る。
是を以て、精勤修行、佛事を成満し、この功徳を以て、謹んで祈念し奉る。
天皇陛下、玉體聖慮恒に安康にして、宝祚万々歳ならん。国安く民豊かに、正義内に充ち国威外に輝やかん。
南無妙法蓮華経


 上記の御文を奏上し、改めて襟元を正して法要を勤修したいと、今から些か緊張いたしております。二月は紀元節と天長節が続いて、日本国にとってとても重要な月です。十一日に紀元節、十五日に釈尊涅槃会、十六日に聖祖降誕会そして初の天長節へと続く、とても因縁深い月をお迎えいたします。皆様も正中合念され、上記の御文を共にお読み上げ頂きたく存じます。

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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