日本の未来を担う若者の姿に勇気を頂いて

2020年11月01日(日曜日)

 先日、テレビ番組で自衛隊の特集を観ましたが、そのなかで、日本の未来を担う大勢の若い人達が、日々様々の訓練を行っている様子が紹介されていました。訓練は、いずれの種目も並の人には耐えられないような内容であり、このような試練があることを知りながらも、民間人の道を選ぶことなくあえて自衛隊の道を選んだ崇高なる志をもつ若者達の姿に接し、深い感銘を受けました。
 自衛隊の道を選んだ理由として、ほとんどの方が、幼いころに自衛隊の災害派遣における活動に助けられたことを語り、そして、今度は自分が困った人々の力になりたいと答えていました。今から九年前に大震災が東日本を襲った際に、私もボランティアのひとりとして災害地に駆け付け、その経験を真世界の紙面をかりて報告させていただきましたが、突然に両親を失った多くの若い人々と交流し、彼等を励ますべき私達の方が、かえって彼等によって励まされたことを忘れることができません。その時、日本の将来も安泰だと確信を得ました。その時接した方々の中には、自衛隊に入隊して日本の国防及び国内での災害派遣などに携わっている方もおられるのではないかと想像しながら、テレビ番組に見入りました。日々の辛い訓練を乗り越えている若い人々の姿を拝し、今回も、私自身大きな勇気を頂きました。
 コロナ禍は未だ続いていますが、経営者やサラリーマンなどの職を問わず、どなた様も先行きの不安を抱えておられることと存じます。このような状況にあって、皆で励ましあい、手を携えあって、いまの時を共に乗り越えましょう。今年も残すところあと二ヶ月となりました。年明けには、新しいワクチンや治療薬も治験が終了するなどのニュースを目にしますね。今が本当に正念場ですね。おおいに期待したいところです。
 私自身の体は、私自身の体でもあると同時に、母、父始めご先祖様の体であり、尊い命であります。皆様も同様です。ですから日々ご自愛いただき、尊い命を共に大事にして、一日一日を大切にし、感謝をもって生きていきましょう。
南無妙法蓮華経

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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