新年を迎えて

2023年01月01日(日曜日)

合掌
 新年あけましておめでとうございます。心より新春のお喜びを申し上げます。
 さて、日本のお正月の意義を象徴するのが、
天皇陛下でございます。陛下御自ら、天地四方の神々をはじめ皇祖皇宗に対し、この新しい一年、国土安穏に国民も安かれと、一心に捧げてくださいます。それが四方拝でございます。畏れ多くも、誠にありがたい事でございます。
 日本文化の伝統は、皇室の在り方に集約されていると私は思います。至心な平和への祈り、人類全体の幸福を願うまごころ、全くの無私で天皇陛下が身をもってお示しされるその無言行いに、私たち国民はふかく学ぶべきであるとお正月を迎えるたびに感じます。
 世情の女々しい憂いに、兎角右往左往させられてしまう自身の凡心を、いかにして振り払おうと考えても、中々自力ではできません。だから信仰が必要なのだと痛感を致しております。
 本年も同志の皆様とともに、信行増進をお祈りいたしたいと存じます。皇室の弥栄と、世界の平和を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
南無妙法蓮華経

国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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