険しけれども孝の道

2023年04月01日(土曜日)

 コロナ禍のため余儀なく中止されておりました身延登詣団が、4年ぶりに開催へとなります。
 身延は、言うまでもないことですが、日蓮聖人が9ヵ年の間御棲山になり、その間ずっと50丁の険路をお登りになり、故郷安房の国に向かいご両親の墓を遥拝され、孝の誠を致された御山であります。身延登詣に当たって私が学ばせていただくことは、大聖人がことのほかに孝ということを大事にされたことであります。私はいつも、親あってこその現在の自分があることを心に刻みながら、両親への感謝の気持をこめて思親閣へと一歩と歩を進めております。法華経は内典の孝経と呼ばれていますが、私達は、法華経の教えの実践こそが真の親孝行だと教えられています。
 身延登詣は、この法華経の教えを大聖人の御教えに浴しながら直に体験できるよい機会です。今回は4年ぶり90回目の登詣団になりますが、同志一同、「険しけれども孝の道」、一人でも多くのご参加をお待ちしております。
国柱会霊廟賽主 田中壮谷



真世界巻頭言


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