里見岸雄先生50回忌法要に参列して

2023年08月03日(木曜日)

 去る4月18日、宗教法人立正教団本部講堂にて河本學嗣郎理事長式長のもと、里見岸雄先生50回忌法要が勤修され、私は国柱会を代表して参列いたしました。里見岸雄先生は恩師田中智学先生の令息(三男)で、里見日本文化学研究所・日本国体学会・立正教団の創設者であることは皆様もご承知のことと思います。厳粛な式に参列して、とても心清々しく講堂を後にいたしました。
 その法要参列の御礼ということで、後日わざわざ河本理事長と相澤宏明氏が国柱会本部に来園されました。その折に、田中智学先生門下青年協議会(昭和52年)を結成した経緯について、詳しくお聞きいたしました。時代の要請と、昨今恩師門下を取り巻く環境の変化に応ずるべく、再度恩師門下の力の結集が必要であるとのお話を頂き、私も時と機が熟すのを感じました。
 里見岸雄先生50回忌を期して素晴らしい順縁の再結成への光明がさしてきたと強く感じ、私も賛同をいたしました。恩師の精神を後世につなぐべく新たな組織の結成が必要不可欠であると感じ、世情の救済手段をあらゆる方面にて検討し、時代に対応していきたいと存じます。今月10日に各団体の代表と具体的に事業として行うべく会議を開き皆様にも事業の内容をご案内できる事と存じます。会員各位のご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。
 学術の世界では最近、国柱会批判とも受け取れる論文が公表されましたが、我々は恩師に従い日蓮大聖人に信順し、日蓮大聖人を通じてお釈迦様の教え法華経を受持する本化教徒であります。我々の御修行対象であるのは、佐渡始顕の御本尊であり、恩師がこれを定めた以上我々弟子は、誰から批判されようともその信を揺るがせてはなりません。共に信を行じて法華経の広宣流布に邁進して、よりよい社会及び後世の愛育扶導に精進を重ねて参りましょう。
 先に述べた田中智学先生門下青年協議会の再結成につきましては、立正教団機関紙8月号にその歴史及び未来への提案等、より具体的に掲載されております。その事を踏まえて本会も共に歩を進めていきたいと私は思います。話がまとまれば理事会にも事業への賛同を求める議案を提出したいと存じます。
 猛暑及び豪雨など自然の猛威が続く事と存じます。同志各位のご無事を心よりお祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経

国柱会霊廟賽主 田中壮谷




真世界巻頭言


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