2013年01月03日(木曜日)
合掌
新年のお喜びを申し上げますと共に、今上陛下並びにご皇室の弥栄をお祈り申し上げます。 また、我々国民にとりましても、よりよい年でありますことをお祈り申し上げます。
元旦の朝はなんとなくすがすがしい気分につつまれますが、この心持ちを持続すること、そして、御家族そろって先祖の諸霊に感謝の祈りを捧げることが大切だと思います。みんなはそれぞれに別々に見えても、先祖のご縁を溯っていきますと、日本中の全家族が何らかの意味で繋がっています。祈りが純粋なものであれば、日本中が清い心でひとつに結ばれるに違いありません。本当は、365日この様に祈りを捧げる事が大切なのですが、なかなか家族そろってと言うと難しい事もあるかと思います。せめて元旦、月旦には、家族そろっての感謝をご先祖様に捧げる事を目標として平成二十五年をお過ごしいただきたく存じます。
さて本年は、東日本大震災においてお亡くなりになられた方々の三回忌を迎えることになります。祈りを捧げるのは、生きた我々にしかできないつとめです。祈りを捧げるのみならず、震災後に今上陛下から賜ったありがたいお言葉をしっかりと心に刻み、被災地の復興といった考え方に止まることなく、日本国の復興という意識をひとりひとりがしっかりと保ち、我々国民が一丸となって復興の道のりを歩み、その実をもって、被災された亡き精霊の三回忌の追善供養のご回向を捧げたいと思います。色々と皆様に年頭からお願いを申しあげまして誠に恐縮ではございますが、何卒同じ気持ちを保ち、よりよい年を重ねて参りたく存じます。
全世界にとりまして平和でより良い一年であります事をお祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
国柱会賽主 田中壮谷