知恩報恩

2008年01月01日(火曜日)

合掌

同志の護法信念からなるご厚情により新しき年を迎える事ができました。

今年度の運動方針は、知恩報恩に集約されます。恩を知り、その恩に如何に報いるかを最重要課題として、一層の緊張感をもって、活動を展開していく所存です。

一口に報恩といっても、様々な恩があります。親から受けた恩を返していくにもなかなか難しいことですが、それだけではすまされないのが我々の信仰であります。

ご存じのように、仏教では、父母の恩、衆生の恩、国王の恩、三宝の恩、といった四恩が説かれています。一人で生きている訳ではないから当たり前ですね。私達の現在があるのも父母に育てられた結果であり、色々な方々の助力により、国法によって守られ、そして、なによりも本仏によって支えられて存在しているのです。これらの恩は、それぞれが別個のものではありません。父母の恩に報いるのも、父母の志を受け継いでいくことによって報いることができます。四恩のすべてに報いるのが本当の親孝行だと思います。

今年は、霊廟創建八十周年ならびに恩師田中智學先生七十遠忌を迎え、本会にとっての重要な節目であります。心を込めて報恩事業を完遂しましょう。

今年も昨年同様、全国同志のご協力を賜りたくお願い致します。




真世界巻頭言


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