世界が全体幸福になりますように

2009年01月05日(月曜日)

合掌

同志の皆様とともに新しい年を迎えることができたことを感謝しつつ、新春のお喜びを申し上げます。

本年は、更に信仰を深め、時勢の足音に耳を傾けながら、「世界が全体幸福になりますように」と、大きな理想を胸に抱きながらも、毎日の生活のなかで信仰に基づいた着実な実践を行っていくことをお誓い致します。同志の皆様も、ご家庭の御本尊様に朝夕ご給仕を捧げることを生活の基本とされ、ご精進頂きたくお願い致します。家族は小さな集まりですが、その集まりが社会全体を構成しています。社会全体の乱れも、家庭の乱れによって起こるといってよいでしょう。地球全体の平和も、それぞれの家庭のあり方を正しくすることによって生まれるものと思われます。

「玉美質ありといえども、良工に遇わざれば瓦礫とかわらず」といった言葉がありますが、ダイヤモンドの原石であっても磨く職人と遇うことが無ければ、ただ単に石ころと同じです。私たちは、良縁により、ダイヤモンドにもたとえられる最高の教え『法華経』と縁があったわけですが、この良縁も、私たち自身が信仰の絆を継いでいかなければ、ただの瓦礫となんら変わらないものとなってしまいます。未来まで続く寶となるように、絶えることのない切磋琢磨が必要です。ともすれば怠惰になって、琢磨のスピードが落ち、ダイヤモンドの真価を現わすことができない状態ですが、ことしこそ、この現状を打破していかなければなりません。

世は混迷を深め、末法がどんどん進んでいるとの嘆きが方々から聞こえてきますが、大聖人も教えられているように、今こそ正法が興隆する千載一遇の好機であり、我々の教えが必要な時を迎えたものと思います。過去の栄光にこだわり、ともすればマンネリ化した今迄のあり方を精算して、今こそ、時代に合わせた運動を立ち上げるべき時だと痛感しております。

皆様、本年もよろしくお願い致します。




真世界巻頭言


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