東日本大震災被災地を訪ねて

2011年05月04日(水曜日)


 謹んでこの度の大震災殉難諸霊位の御菩提増進を祈念申し上げますと共に、被災された方々が、一日も早く、平常の生活に戻られることを心より願っております。テレビから流れる被災地の映像を目にして、自分の恵まれすぎている環境に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、一度被災地を訪ね、被災された方々に何かしらお役に立てることができればと願っておりましたところ、この度、多くの方々の御助力を得て、現地を訪ねることが叶いました。
 最初に宮城県に向かいました。報道されるニュースからは伝わらない現地の現状を目の当たりにして、その惨状に愕然とし、一体この被災地で自分が何の役に立てるのだろうかと、出発前に抱いていた気持ちが粉々にうち砕かれてしまいました。しかし、皆さまのお陰で被災地に来たからには、たとえわずかでも被災者の力になることができないものかと思い直し、できることから行動に移しました。まず、仙台市内の会員の方々を訪問させて頂きました。しかし、短い日程であったため、全ての会員の方々にお声をかける事が叶わず残念でなりません。仙台市内にお住まいの方々に、十分な量ではありませんがお米やお水やインスタント食品などをお届けしました。皆さまは、度重なる余震などで疲労困憊の御様子でしたが、それでも一生懸命に前向きにがんばっておられ、その姿に接して、自分たちの無力さに気が滅入っていた我々の方が逆に励まされて、新たな勇気を頂きました。


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真世界巻頭言


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