姉崎正治(あねざきまさはる)

東京帝国大学教授文学博士姉崎正治(嘲風)は東大に宗教学講座を開設した人。高山樗牛の親友で西洋に留学中、樗牛から日蓮研究を奨められ、帰国後、田中智学先生を訪ねて、その指導をうけた。日蓮研究の面でも、『法華経の行者日蓮』、英文『仏教予言者日蓮』などの著書がある。姉崎博士は田中智学先生の高足山川智応講師とも親交を結び、日蓮学では啓発をうけること、多大であった。三保最勝閣にはしばしば来訪、その夏期講習会では「梵文法華経寿量品」その他の科外講義の奉仕もされた。田中智学先生の正葬儀にさいしては、その御霊前に

とことはの法のいのちを八十とせの身にぞしめせる世の道しるべ

の弔歌を捧げた。



田中智学先生に影響を受けた人々


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